「橋と自転車」2016/7/4

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Dream

 気が付くと、小さな川の前にいた。沢山の住宅街が並んでいる。人口の堤防の中でゆるやかに流れている川。どこかで見たことがあるような景色。でも知らない場所だった。

 どうやら自分は向こう岸に渡りたいらしい。川の流れを上流から下流まで追ってみたが、遠くの方はよく見えない。上流、下流どちらの側にも、自分が今いる位置から100メートルほど離れたところ、橋がかかっている。大きな道路なんかでよくかかっている歩道橋みたいな橋だ。一体どちらがより自分に近い橋なのか、その辺りを行ったり来たりしながら考える。

 どうやら右の橋の方が近かったらしいのでそこまで行こうとする。急に意識が飛んで、気が付くとその橋の上まで来ていた。大人二人がギリギリ並べるくらいの幅だった。車なんて絶対通れそうにない。

 その時になって気付いたのだが、自分は自転車に乗っていたらしい。自転車をこいで橋を渡ろうとしたのだが、地面が急にスリップしだした。ベルトコンベアーのように回転して、自分は自転車ごと後ろに流されて……ガツンと音がした。橋の隅の壁にぶつかった。同時に自転車が真っ二つに切断されてしまった。

 ひどく怖かった。橋がベルトコンベアーになっていたことがではない。自転車が真っ二つになったせいで「明日から仕事に行けなくなる」と思った。それがとても恐ろしかった。

 気が付くと実家にいた。母がいて、自分と何か会話をしている。

 その前にも何か夢を見ていたようだが、詳しいことは覚えていない。

Real

 芸術的発想の捻出、及び想起による自己分析の一方法として「夢日記」なるものを発見。同時に「夢日記を書き続けると精神に異常をきたす」との噂もちらほら。

 しばらくこのような調子で日記を書き続けることにする。