作詞/らでぃ猫 作曲/しゃっかろー
例によってpiapro内の歌詞募集に応募、採用されたもの。しゃっかろーさん作曲。
いわゆるドラムンベースで、サビの繰り返しが多いのも特徴です。「車内から見た夜の街並み」をテーマに、静寂かつスピーディーな曲に合わせて詞を書きました。
事前に知人から「幻想的だ」というご評価をいただいたのですが、まったくもってそれは曲の力であり、詞に関しては現実的といいますか「地に足をつけた」という表現のほうが正しいかと思います。
書く量が増えるたび、やはり想像で書く部分も増えてくるわけですが、たんぽぽの種のような、頭の中のふわふわした想像をいかに地面という「現実」におろしてきて、根を張らせるかという……それでいていかに高く枝葉を伸ばせるかという……。
そのあたりのさじ加減の、うまいところを試行錯誤しながら探しているわけですが、今回は曲の力もあり、とりわけうまくいったかな、と思います。
最近は目立ちすぎないテーマで、いかにやわらかい詞を書くか、という所に着目するきらいがあるようです。ボカロ曲に関してはぶっ飛んだテーマ、そもそも全く意味のない言葉の羅列や、その音のリズムのみに注目されることが多いので、それとは真逆の方向を行ってやろうと、そう思っているわけです。衰退期だからこそ詞は王道をいきたいなと。
まあ、こんな書き方だから注目もされないんですけどね(笑)。