今回はゲームパッドのお話。
私はxbox 360コントローラーが大好きでして、PCゲームをするようになってから6~7年、ずっと360コントローラーを好んで使用しております。もはや昔のコントローラーではありますが、これがなかなか使い勝手が良い。
そもそも360コン自体かなり完成度が高く、現在様々なゲームメーカーが販売している「Proコントローラー」の標準配置の先駆けとなったのがこの360コンであります。
普通の360コンは十字キーが誤爆しやすく、更に純正の有線のものはフェライトコアの位置の問題で断線を起こしやすいため、本体はまだまだ余裕なのに断線で使い物にならなくなる パターンが多いです。なので無線の方が比較的長持ちするのですが、最近はPC接続用のレシーバーが手に入りづらくなっているようです。
ちなみに根っからの箱コン至上主義である私は、xbox 360 ワイヤレスコントローラーSEこそ最強のゲームパッドであると常々思っているわけです。
度々指摘されていた十字キーの部品を改良した無線仕様の360コンは、現在各メーカーが出しているどのゲームパッドよりも「使用感・耐久性・メンテナンス性」において秀でています。360の上位版であるxbox Oneコントローラーもいい線いっているのですが、いかんせん分解がしづらく、手軽にカスタマイズできないのが問題ですね。
背面にバッテリーを積む関係上、握ったときに指の遊びが少ないのが欠点かな、という程度。
そんな360コンですが、メーカーが製造を終了してかなり経つので、純正品が手に入れづらくなっております。先日Nintendo Switchを購入したので有線コントローラーが必要になったのですが(Switchで360コンを使うには有線&アダプター必須)、中古ですらそこらの新品コントローラー並みの値段で売っていたりする始末。代わりに360本体でも使用できる「互換コントローラー」なるものがAmazonで売っていたので買いました。
外見上は360コンと全く同じで、PCと接続すると360コンとして認識されます。アダプター経由でSwitchに接続するとちゃんと認識するようです。
純正品についていたフェライトコアはUSB端子側についているようです。ひょっとして純正品よりもいいのでは。
このまま使用しても良かったのですが、せっかくなので手持ちの360コンと合体させて改良してみます。どうせ使うなら1個だけいいとこ取りしたものを作りたい。
基盤の色が違ったり、パーツの向きが違ったりと細かな差異はありますが、基本的には同じように作ってあるようです。
ちなみに振動用のモーターはプレイの邪魔&コントローラーを重くするだけのゴミなので切って捨てましょう(笑)。
元々使用していたコントローラーのボタンはカスタマイズしたもので、スティックが金属製、ABXY・HOMEボタンが薬莢を使った金属製になっています。
プラスチック製のスティックは摩耗により削りカスが出たり、ゴムが劣化して操作しづらくなったりといいことがあまりないです。またボタンの丸みを帯びた突起は長時間使用すると親指に負担がかかるので、指との接触面がフラットなこのボタンに変更します。
有線と無線のカバーは微妙に形状が違うため有線のものを使用するのですが、十字キー部分の穴が小さくなっており、SEコントローラーの部品が入りません。多分純正品の有線も同じ形状かと思います。
仕方がないので穴を広げます。ペンチと10円玉を使って無理やりプラスチックを削ったのは内緒。
あとはボタンに潤滑剤を……と思ったら、556はプラスチックを溶かすので使っちゃいけないらしいです。しょうがないのでろうそくを使います。
これをこすりつけることで固形のワックス系潤滑剤と同じ効果が期待できます。基本的にどこでも買えて安上がりなのでおすすめです。
ということでモーターを外し、ボタンを入れ替え、カバーを加工し、ろうそくで滑りやすくして完成したのがこちら。
ABXYとRB・LBボタンの押し心地が微妙に変化しているようです。基盤ごと入れ替えてるので当然といえば当然ですが。
有線になったことで握ったときの指の遊びが増え、かなり軽くなりました。ひょっとして中身空洞なんじゃないの?って思うくらい軽いです。
これでPCとSwitch、両方のゲームを使い慣れた1台でできるようになりました。さあスマブラやるぞー。