V5からの刺客、桜乃そら

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 こんにちは。今回はAHSのVOCALOID、桜乃そらについて。

桜乃は「はるの」と読むらしい。ややこしい。

 桜乃そらはAHSの最新ライブラリにして、現状数少ないVOCALOID5専用ライブラリの一つです。発売も2018年とかなり最近。

 VOCALOID5と言えば高い・使いづらい・XSY使えない・重いなど散々な評価を受けているエディターですが、最新エディターなだけあり工夫と慣れがあればV4よりもリアルなボーカルが作れます。

 そんなV5初対応のボイスバンクの性能はいかに。

 

桜乃そら Natural

 Naturalは優しく魅力的な大人の女性声、といった感じ。V5での調声が前提のためか、ベタ打ち状態で他のV4ライブラリと比べると少々物足りなさを感じます。

 主張が少ない分オケに自然に馴染みやすく、リードボーカルからコーラスまで広く使えます。

 

桜乃そら Cool

 立ち位置としてはPower系。結構強めの張り上げ声で、イメージはウナSpicyと似たような感じ。

 張り上げる大人の女性声はVOCALOID全体で見ても少なめで、有用性は中々高い。同じタイプの他社ライブラリと比べてもキレが強く、キャラクターのビジュアルもあってなんとなく宝塚っぽい。ハマる人はとことんハマるタイプ。

 

 V5の使用率が未だに低いためか、彼女自体の使用率もそこまで高くない気がします(VOICEROID除く)。性能だけで見るとV4にあかりやいろは等の優秀なライブラリがあるので、わざわざV5を買ってまで……となりそうですね。

 実際、DAW上で起動時のCPU使用率がやたら高いので、そこそこスペックのあるPCじゃないとキツイ……というのも、V5の使用者が少ない理由になっているのでしょう。

 私はV4もV5も両方使うんですけどね。