こんにちは。今回は久しぶりのボカロライブラリの紹介。
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン企画、YAMAHA販売のV4ライブラリ「unity-chan!」です。同会社のキャラクター「大鳥こはく(ユニティちゃん)」の声を元に制作されたライブラリです。
ミライ小町と同じく、VOCALOID化より先にキャラクターが存在しているライブラリ。ユニティちゃんと言えば「Unity」ユーザーには馴染み深いキャラらしいですが、合成音声界隈では知ってる人は少なそう。かくいう私も「ユニティちゃん」というキャラの存在しか知らなかったクチなので、Unityのことは全然分かりません(笑)。
そして小町と同じく、現在の入手方法はVOCALOID SHOPのDL販売のみです(過去には限定でパッケージ版の販売もあったとかなんとか)。
ちなみにこのライブラリ、厳密にはユニティちゃんだけではなく「PROJECT:AKAZA」に登場する「AKAZA(アーカーシャ)」の声でもあるという結構ややこしい設定があったりします(そもそも「PROJECT:AKAZA」自体がVOCALOID化にあたって発足されたプロジェクトなんだとか)。
世界観はとても面白いものになっているので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
ライブラリ性能はいかに
そんなunity-chan!の声はこんな感じ。
聞いて分かる通り「元気いっぱい!」という感じのパワーボイス。CUL,ミライ小町,鳥音あたりと同じタイプ。
手持ちの中では低音部と高音部の音量差がかなり激しい部類。この手のライブラリはえてして使い勝手があまり良くないものが多いですが、比較的新しいV4ライブラリなこともあり、そこそこ使いやすい部類。使うならやはり明るいポップソングやアイドルソング向けと言えるでしょうか。
逆にトークにはかなり不向きなライブラリで、高音から低音に渡ってずっと「張り上げる感じ」に仕上がります。普段の会話なんかにはちょっと使いづらい印象。でも私は喋らせちゃうんだなあ(笑)。
ライブラリ自体の性能と喋らせやすさは必ずしも比例しないといういい例ですね。
さて、現在手持ちのVOCALOIDは39人。販売終了したライブラリを除くと、これで大体半分程度が揃ったことになります。
正直全員をお迎えする気は全くないですし(笑)、今後増えていくCeVIOやSynthVの方も追っていきたいので、VOCALOID収集は一旦落ち着こうかなと。
現時点でもゆかりやIA、flowerなど「VOCALOID以外のエンジンで発売される後発ライブラリ」が控えていますし、ぶっちゃけトークもさせるならSynthVやCeVIOの方が圧倒的にやりやすかったりするので。
VOCALOID6とか出たらまた考えるかもよ(ボソッ