はい,今回はVOCALOIDの中でもとりわけ特殊、かつレアなライブラリの紹介。
韓国発のVOCALOID、SeeUです。名前からしてもうエモいよね()
現在は日本国内での販売はしておらず、韓国サイト「Character Planet」でパッケージ版のみ販売しています。日本から買うと送料込みで大体16000円くらい。
DL版の販売もなく、今後の商品展開も絶望的なことから(少なくとも日本国内では)かなり希少価値の高いVOCALOIDになってます。
まあ普通に買おうと思えば買えるわけですが、韓国サイトなので当然翻訳しないと読めない。購入画面はプラウザの翻訳が効かないので、いちいち画面をスクショしてから翻訳を通して何とか購入。
で、何故今更買ったのか?という話ですが、前述の通りパッケージ版しか存在せず再生産も不可能に近いものなので、売り切れる前に入手しておこう、という。
あとは現状でSeeUを使用している人がほとんどいないこと。特にトークロイドでの使用者はゼロと言っていいです(過去には使っている人もいたようですが)。
どうも私は作品や製品に「それを作った人の人格や思想までをも加味して判断する」という人の基準がよく分からないものでして。好きならそれでいいじゃん、使えばいいじゃん、という。むしろ誰も使ってないならなんか使いたくなるじゃん?(変態)
閑話休題。
てなわけでやってきました。コロナの影響で発送が遅れたのもあり、サイトで購入してから大体10日ほどで到着。
見ての通りパッケージは特大サイズ。デカすぎて棚に入りません(笑)。
パッケージの中身はこんな感じ。ライブラリのDVDとデモソングCD、Editorの解説書、缶バッジ・キーホルダー・ステッカー・マウスパッドの豪華グッズ付き。
DVDケースは他のVOCALOIDパッケージ版と違いデジパック仕様(厚紙にDVDトレイを貼り付けるタイプ)になっており高級感があります。
これを見ると、制作サイドの気合の入れようが伺えます。初の韓国ボカロということもあり、当時はかなり力を入れて展開されていたライブラリなのでしょう。
日本の韓国に対する見方や中の人関連の問題がなければ、今頃ミクや洛天依と並ぶワールドワイドなVOCALOIDになっていたかもしれない……そう思うとなんだかぐっと来るものがありますね。
ライブラリ性能はいかに
最近ボカロライブラリが増えすぎて、ようやく公式のデモソングを聴いてそのライブラリの性能がある程度わかるくらいには耳が肥えてきました。
購入前にいくつかデモソングを聴いて「あれ、SeeU意外と性能良くね?」となったのも購入の決め手だったりします。
SeeUは韓国語と日本語の2種類のライブラリが入ってます。日本語の発音がややゆるいですが、洛天依やmikiほどではないです。というかこの手の「発音がゆるい」ライブラリはそれ自体が持ち味だと思ってます。
声は大人びたハスキーな感じ。キャラの外観からはちょっと想像できないくらい艶っぽい声してます。インタネ組よろしく、リアル寄りの声は使い勝手がすこぶる良いので好きですね。
ちなみに韓国語の方もあまり発音がよろしくないそうなのですが、英語用の音素がいくつか入っているようで、一応英語の歌も歌えるみたいです。
まあ最近の私はほとんど喋らせ専門みたいなものなんですけどね~(笑)。
ということでSeeUの紹介でした。