前回の杏音鳥音に引き続き、2人ペアのVOCALOIDの紹介。
SEGA企画、YAMAHA販売「Project575」のAZUKI&MATCHAです。
元々はSEGAの企画「Project575」にて登場した正岡小豆・小林抹茶を元にしたライブラリで、PS VITAのゲーム「うた組み575」にもこのVOCALOIDエンジンが使われているらしいです。
相変わらずSEGAらしい面白いコンセプトで制作されているのですが、その後の展開はどうも芳しくないようで。
ミライ小町と同様VOCALOID SHOPのDL版のみの販売なので、売れているのかすら怪しい超マイナーボカロの一員となっています。片方ずつでも買えますが、折角なのでセットで購入。
AZUKI
AZUKI・MATCHA共にアイドルソングやポップス向けのライブラリです。AZUKIはよりはつらつとした歌い方で、正岡小豆のキャラクター通り「明るくポジティブ」な印象を受けます。
MATCHAと比べるとよりセンター向けなイメージ。高域がボカロのパラメータで言うクリアネスが多少かかったような感じで、ピッチさえしっかり調整すればかなり上手く歌ってくれます。流石はV4といったところ。
MATCHA
今回の本命。AZUKIと比べると高音のクセが無い代わりに、音素によって音量にばらつきがあります。声も若干大人しめ(といっても「アイドルっぽさ」は抜けてませんが)な印象。
発声が良く、GEN設定でかなり広範囲のジャンルをカバーできる万能型。ポップスを作るなら持っているとかなり便利ですね。
ちなみに2人ともV4ですが、クロスシンセシスには未対応。どちらも単体で完結する性能なので(特にMATCHA)、混ぜる必要もないのですが。
余談ですが、AZUKI、MATCHAとミライ小町は、中の人がアイマスで活躍した(している)声優さんらしいです。なんとなく3人共「現代アイドルっぽさ」を感じるのはそのおかげなのかもしれません。
AZUKI&MATCHA&KOMATIとか、なんか面白そう。