「生きて。」公開

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 作詞/らでぃ猫 作曲/らでぃ猫

 らでぃ猫初のオリジナル曲。ボーカルは心響(kokone)。

 外様の評価やら技術の無さは全て抜きにして「自分で好きなものを作ろう」ということで制作した曲。デモの段階ではピアノソロだったのですが、あれこれこねくり回した結果バンドサウンド風に落ち着きました。

 私自身音楽理論というものを全く知らないもので、メロディを作ってコードを考えるのに1週間、更にコードから伴奏を作るのに(BIABを使っているのにもかかわらず)1週間、そして諸々の細かい調整で1週間と、1曲を作るためだけに3週間も費やしてしまいました。それでいてできたのは「音楽的には」何ら面白みのないシロモノという……。

 詞としては悪くないものができたとは思うのですが、如何せんこれだけ時間がかかってしまうと半分気持ちが冷めてしまったような、そうでないような気分で自分の作品を眺めることになるので、正直あまり語りたいこともないです(笑)。

 それにしても、こういうタイプの詞はあまりボカロ曲として出す意味がないような気もします。聴く層に共感できる人がいないだろうな、という意味で。

 毎日が辛いから「ぶち壊す」とか「影で鬱憤を晴らす」ならともかく、明確な死をイメージしてなお穏やかに日常に戻ろうとする、ある意味での「諦め」というのは、特に実際の経験がない層には難しいところがあるなと。というか、そういう人がボカロを聴くのかというところでして。心理的に人間味のある方へ向くだろう、という。

 実はこれから詩の朗読などをやろうと思っていまして、そのBGMを制作するための「お試し」として曲を作ってみたわけですが、やはり難しいですね。もっと色々勉強をする必要がありそうです。