某アニメっぽいタイトルですが特に意味はないです。
インタネボカロを全員揃え、無料のSynthVを使い、更にCeVIOまで手を出している現在の私(CeVIOの個別記事は気が向いたら)。どんどん私の財布が寂しくなっていってるので、そろそろ財布の紐を締めなければいけません。インタネ以外のVOCALOIDを買うなんてもってのほか。
……と思っていたんです、この間までは。
ハイ。中国VOCALOIDの洛天依、日本語版です。例によって新品が意味のわからない安値で捨て売りされてたので回収。
中国で初のボカロでもあり、向こうでは初音ミクと同じかそれ以上の人気があります。日本語版V4はVOCALOID5の発売直前に登場したため、ぶっちゃけ日本での人気はあまりないです。
洛天依日本語版は元々の声(中国声優の山新さん)に似通った日本語の声(日本歌手の鹿乃さん)を混ぜ合わせているらしいです。海外産のボカロはなんとなく使いづらそうな印象がありますがさていかに。
ライブラリ所感
ライブラリはNormalとSweetの2種。まずはNormal。
中国なまりが特徴的です。声自体は初音ミクや音街ウナとかなり似通った感じ。いわゆるアニメ声ですね。
続いてSweet。
Sweetと名前がついてますが、実際はNormalの発音をより日本語に近づけたという印象。Normalと微妙に声が違って聞こえるのは、2人の声を混ぜ合わせる具合が違うからでしょう。
ボカロについてよく知らない人が聞いたら初音ミクと勘違いしそう。そのくらいよく似てます。
ドレミで歌わせた段階で気づいたのですが、Sweetは低音と高音の音量差がかなり激しいです。高低差のある曲を歌わせる際はオートメーション書くのがめんどくさそう。
NormalとSweetを半々でクロスシンセシスさせたもの。ほとんどのクロスシンセシスを前提としたライブラリは歌い方の違いをモーフィングさせますが、洛天依は歌い方をほとんど変えず、なまりを強くするか、弱くするかでパラメータを調整する感じ。中々新鮮で面白いですね。
総括
あくまで個人の意見ですが、日本語ライブラリとして見るなら性能は良くもなく悪くもなく、という印象。価格的に見るとこれを買うならより知名度と性能の高い音街ウナがいるので難しいところ。
ただVOCALOID5での使用を前提とするなら、E.V.E.C.が使えない初音ミクや、ライブラリ2種が両極端な性能の音街ウナよりは使いやすいと思います。Normalの中国なまりが独特で面白いので、それ目当てで買うのもありかも(私は完全にそっち目当て)。