世界の中心にいないわたし

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つなぎ重ねた歯車の外
わたしは棒となり 椅子となり 皿となる

おおよそ世界とは わたしの外側で大きく回っていて
刻々と刻む時間の山を ちゃっかりかすめ取っていく

与えることだけがすべてだとして
空白からにじみ出てきた感動を
一体どこに持っていけば良いのだろう

失うことだけがすべてだとして
孤独からふつふつと湧き出す悲しみを
一体誰に分けてやれば良いのだろう

結局わたしとはわたしでしかない
与えられないのならば 失わないのであれば
温めていくよりほかにない

世界の中心にいない 外側のわたし