世界の中心にいないわたし シェアする ツイート つなぎ重ねた歯車の外わたしは棒となり 椅子となり 皿となる おおよそ世界とは わたしの外側で大きく回っていて刻々と刻む時間の山を ちゃっかりかすめ取っていく 与えることだけがすべてだとして空白からにじみ出てきた感動を一体どこに持っていけば良いのだろう 失うことだけがすべてだとして孤独からふつふつと湧き出す悲しみを一体誰に分けてやれば良いのだろう 結局わたしとはわたしでしかない与えられないのならば 失わないのであれば温めていくよりほかにない 世界の中心にいない 外側のわたし