クラッシックの鳴る部屋

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クラッシックが鳴っている
いつもの道のあの部屋で

そこには誰かの夢がある
通りに溢れる夢がある

女の胸を嗅ぐ夜や
疲れたときに思い出す

クラッシックの鳴っている
いつもの道のあの部屋を

空の在処を知らされて
探すでもなく帰路につき

混じりけのない音がして
振り向く度に思い知る

この細い道を通ること
それが私の人生なのだと

時の流れに涙して
望まぬ日々を繰り返し

今日も今日とて同じよに
クラッシックが鳴っている