kokoneが我が家にやってきた

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 皆さまこんにちは、玄川静夢もといらでぃ猫です。

 ハイ。遂に購入してしまいました。

 インターネット社のVOCALOID、kokone。DTMを始めるときから検討していましたが「どうせ歌うなら自分でやるし」と余裕ぶっこいて買いませんでした。実際は歌が下手くそすぎてどうしようもなくなるという(笑)。

 レビューや意見を訊いたりなどして、いくつか候補を絞ってどのボカロを選ぶかを考えていました。コストパフォーマンスや音域などいろいろ調べまして、最終的にVY1かkokoneかの二択になったのです。

 私自身、VOCALOID曲という枠組みで作詞をやらせてもらっていますが、VOCALOIDというジャンルそのものには一切興味がないものでして、単純にDAWで使える音声合成ソフトが欲しかっただけだったりします。そういう意味で、キャラクターのないVY1を選んでもよかったのですが、今回は「よりリアルで声が綺麗な方を」ということでkokoneにしました。決してイラストに目がくらんだわけではありません。ええ。

 いい声だなと思って調べたら、意外と人気がないようですね。同じインターネット社のMegpoidやLilyと並べると、ずいぶん地味な印象を受けます。

 クセがなく使いやすい声とは裏腹に、ファルセットへの切り替わりやさ行・た行のこもりなど、ベタ打ちで使うには少々難があるようで、とあるレビューではボカロに使い慣れてから、2人目以降がおすすめ、などと書かれていました。

 デフォルト設定だと息成分が多めで、ややこもりがちです。シンガーエディターである程度設定をいじるといい感じになります。

 

 上記の状態からVEL(ベロシティ)をいじるだけでも、かなりいい声で歌ってくれます。ボカロによくある、高音を「普通に出す」感じではなく「頑張って出す」感じとでもいいますか、無理して声がかすれかかっている部分などは他のボカロにはない特徴なのでしょう。その分ボリュームオートメーションによるケアも必要……らしいです。

 前に出てきてやたら目立つ、自己主張の激しいボカロの中では割と控えめな声です。コーラスとしてもかなり優秀なようで、そちらの面では結構使われているらしいです。

 自作曲のピアノデモ。ピアプロの方でも投稿しています。

 い段の発音がちょっと怪しいですね(笑)。もう少し細かくいじる必要がありそうです。ピッチやポルタメントを一切いじっていないので、まだ機械臭さが出ています。正直自分でいじるのはかなり大変なので、ピッチ補正ソフトを利用するなり、適当に考えます。

 これから彼女を使って曲をいくつか作る予定ですが、ボカロPになりたいとかそういうわけではなく「自分の詞を歌わせるための土台」としてDTMを嗜む程度にやるだけなので、そっち方面での活動はあまり期待しないでください。というか、ボカロPという肩書きが嫌いです(笑)。作詞家でいいです、作詞家で(笑)。