作詞/らでぃ猫 作曲/にゃすけ
作詞したVOCALOID楽曲のカバー版。歌ってみた的なやつです。いろいろやってみる第一弾。
最初は原曲でカバーするつもりだったのですが、先にMIDIをもらって色々いじっているうちにいい感じのアレンジができたので、にゃすけさんにお願いしてアレンジバージョンを出すことにしました。
DAWによる編曲・ボーカル収録・Mixなど、初の試みが多く中々大変でしたが、かなり実のある第一歩となりました。
とは言え、やはり課題もあるわけでして。特にボーカルと、その編集。音源やエフェクトなど、その全てをフリーVSTでなんとかしてみたのですが、ボーカルだけはそれだとちょっと厳しい。VOCALOIDやUTAUならそんなこともないのでしょうが。
正直に言うと、らでぃ猫でボーカルをする予定は一切なかったのですが、この曲だけは下手だろうがなんだろうが、自分で歌って納得行くものを作りたかった、という思いがあります。詞がソングライター的、悪く言えばかなり個人的な内容というか、他人に提供する作詞としてはあまりよろしくない方向性のものです。ボカロに歌わせることすら気が引ける。こんな人間臭い詞を機械に歌わせるのか、と。
とは言え実際に出してしまい、採用まで行ってしまったので、こうなったら自分でカバーしてやろうと。実は去年の段階でそういう構想がありました。
多分私がボカロ専門で作詞をすると決めていたなら、こういう作品も躊躇なくらでぃ猫として出していくと思うのですが(実際、過去にたくさん作りましたしね)、これからはちょっと抑えて、そういうのは玄川静夢名義で出そうかなと。パーソナルなものは玄川静夢で、自分で全部作る。他人に提供するパブリックなものは今まで通り両方で作っていく、みたいな。
下らないこだわりといえばそれまでですが、今は私の作る「毒」を、私以外の人が、他の人達に向かって吐きかける光景は見たくないのです。
話が脱線しましたが、パーソナルな作品として見るなら、個人的にはかなりいい線いってるんじゃないか、と思っております。技術云々は抜きにして。