Walk in the streets and……

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やあ。そろそろ来るんじゃないかと思っていたよ。
僕のことなんて知らない?まあそんなこと言うなよ。待つのもいい加減飽きてきちゃってね、いい話し相手が見つからなくて困ってたんだ。

今日は明日の話をしよう。君は明日、何をするんだろうね。
何もしない?そんなことはないよ。今だってそうして息をしているじゃないか。

未来は誰にも予測できないって言うけど、あれはウソだ。物語は常に目の前にあって、自分だけが考えうる、沢山の選択肢が差し出されているんだ。
どれを選ぶのかは、君の自由だけどね。

だけどどれを選ぶにしろ、一つだけ言えることがある。君は歩いているということだ。止まっている時間なんて、一瞬足りとも存在しないんだよ。
歩き続けていれば、新しい景色が生まれる。新しい景色の先には、また新しい景色が生まれる。世界はどこまでも続いていて、僕達は同じ所をぐるぐる回っているだけなんだよ。

まあ街の景色だって、いつの間にか変わってしまうものなんだけどね。でも重要なのは、その中を自分が歩いているということなんだ。君が、君自身の意志で、そこを歩いているということなんだ。

いつも誰かにやらされているとか、そんな風に考えるのは間違いだよ。だってそれをやっている時点で、君はもうそれを受け入れているじゃないか。面倒だ嫌だと言いながらも、選んだのは君自身なんだよ。

迷っているのもいつも君自身なんだ。他人の評価を気にして、変わっていくことから逃げていただけなんだよ。それがダメだとは言わない。でもそれが苦しいって言うのなら、もっと違う道を選んでみても良いんじゃないかな。

そんなに難しく考えなくてもいい。もっとバカになってみればいい。
僕がここにいる。君がそこにいる。それだけで十分じゃないかな。

新しい何かを始めるとき、そこに理由や言い訳なんてものは必要ないんだ。
君の望んだ選択だから、堂々と胸を張っていればいい。そうだろう?

目に映るすべてのものがチャンスなんだ。間違っていることなんて何一つとしてない。
君の選ぶ道が、正しい道なんだよ。君の選んだ道が、正解なんだよ。

さっきも言っただろう?世界はどこまでも続いている。だけど君一人の時間は限られているんだ。すべてを知ることなんて到底出来やしない。もったいないと思わないかい?

君はもう歩き出しているんだ。新しい景色はすぐそこにある。
思い通りに、まっすぐにいこう。まっすぐに生きよう。それが君の正しい道なんだから。